for 1994 ALL JA
1. オペレータの心構え
| 物事に取り組もうとするとき,心構えをするとしないとでは大きな差が出ます。 心構えというのは結局イメージトレーニングであるといえると思います。トラブルへの対応など,イメージトレーニングをすることで落ち着いた対応や 適切な行動が出来ます。 説教じみた書き出しになってしまいましたが,以下に,コンテストをやるにあたって全体的にとらえておくべき事, 続いて具体的な コンテストのオペレートのテクニックについてまとめていこうと思います。 |
| 1.1 基本はCQである |
| オペレートの交代を頼んで,ふと後ろを見るとさっそく呼びにまわって いるひとが いますが,YAFにおいて「コンテストをやる」ということはCQを出すということです。体力的につらいということもあるかもしれませんが,それは技術でカバーできます。 どのバンドでも,誰もいないようでもときどき CQ を 10 分くらい続けてみます。そうすると 1 局くらい呼んでくることがあり, その人も CQ を出し始めたりして,だんだんにぎやかになることがあります。 誰か電波を出さないことには始まらない のだから,数十分はCQを出し続けましょう。逆に誰かが CQ を出し始めたら, 近くの周波数で CQ を出してみてもいいでしょう。 どんなにコンディションが悪くても,直接波で交信できる近所の局が呼んでくるかもしれません。かすかな信号を聞き取って,呼んでくれる局があるかもしれません。30分に一局でも,呼ばれたときは気合いが入るものです。電信ではコンテスターが多いので,ある程度長時間がんばる人が多く,電話では普通の局が多く,ちょっとのぞきに来る人が多い傾向があります。自分が送信している周波数に誰かがダイヤルをあわせる姿を想像しながら今か今かと待ち受けるのです。 |
| 1.2 ひとりひとりの準備 |
| まず,コンテストとは何かを理解すること。 ルールを良く理解し,実際の運用の基本は固めておきます。発声練習や,電信の練習も重要ですし,運用方法も単なる知識でなく,頭の中で,または口や手で,実戦を想定して演習しておきましょう。 過去のデータを参照することもよいことです。良く参加する局のコールサインが頭の片隅に少しでも入っていると, 有利になりますし,コンディション の変化なども具体的に理解できます。そして,全体的な作戦を理解するのは もちろん,自分に割り当てられた運用がコンテストの中でどのような意味を 持つのか,理解する必要があります。このことで,予想と違うコンディションの 場合も,何をしたらいいのか判断できるでしょう。コンテストの何日か前から気合を入れることも重要です。本番でも,気合で受信し,気合でマルチをもぎとります. この気合というものが単なる標語でなく,実感として理解できたら,一人前のコンテスターの誕生です。 |
| 1.3 経験者と初心者の差 |
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初心者でも一通りのやり方が身についていれば, あとは意気込みの問題で,なれている人とそんなに局数の差は出ないものです。差がでるのは,マルチの数や,コンディションが悪いときや逆に良すぎるときです。 ここが,最後の順位を左右する所なのです。新入部員には,たとえ今までHFを何年運用していた人でも,いきなりコンテスト運用をまかせてはいけません。間違った運用法を身につけていることが多いし,CQを連呼する運用にもなれていない ので,呼びに回ってばかりいたりします。むしろ何も知らない初心者よりも危険と言えます。 |